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いずれは世界規模の会社になる そのための礎を築く

村松 竜

取締役副社長
企業価値創造戦略 統括本部
本部長

変動の潮流は、まさに今

1995年にインターネットが現れ、同時期に私は社会人になり1999年にカード決済代行会社を創業しました。それから約20年が経ち業界も変化してきましたが、そのポテンシャルを100%とすると実際には2~3%しか業界変化は起こっていない印象です。これから本格的な変動や革命が起こっていくでしょう。例えば企業間(BtoB)取引での決済サービス。インターネットが登場した当初のオンライン上での商取引は、ECサイトでの買い物のような企業対個人(BtoC)の売買がほとんどでしたが、最近ではフリマアプリの流行により、個人間(CtoC)でも売買が行われるようになりました。日本国内の個人消費におけるEC化率(個人消費におけるすべての商品・サービスの中でオンライン上で行われたデジタルな取引の割合)は、6%しかなく、他の先進国では10%を超えていることを考えても日本のEC市場は、ここから大きく伸びていくと思います。しかし、BtoCやCtoCの市場は日本全体で行われている取引の一部にしか過ぎず、10数兆円の取引金額しかありません。実は、全体の中で多くの割合を占めているのはBtoBの取引で、日本だけでその100倍の1,000兆円以上の規模があります。世界にはさらにその20倍、20,000兆円の規模の巨大で未開拓な潜在市場があると言われています。すべて手作業の非効率な世界なんですよ。GMOペイメントゲートウェイでは今後、このBtoB取引の分野でも率先してオンライン市場を創出していきたいと考えています。

新しいBtoB取引のあり方を B t o B 生み出す

これまで、BtoBの商取引は、発行された請求書を元に銀行で振り込むやり方が主流でした。しかしテクノロジーの発達によりスマホを使って指先一つで簡単に振込ができる今、GMOペイメントゲートウェイでは、より利便性の高いサービスやシステムを開発しています。また、BtoB決済のプラットフォームを構築するために重要な要素は、データの活用だと考えています。私たちは、20年以上の企業歴史を持ち、創業から決済領域で培ってきた実績と、蓄積してきた決済取引のデータがあるため、より正確な分析を行った上で、世の中に求められるサービスを作ること、さらには新しい企業間の信用のあり方を作ることもできると思っています。例えばある企業を取引先として適切か判断する際、これまでは売上の規模や上場の有無などで判断するしかありませんでしたが、過去の決済データや取引実績を元に、信用できる会社だと判断できる仕組みがあれば、より早く、正確に、かつ大企業でなくとも多くの企業と取引ができるようになります。そうなればよりスムーズで活発に取引できる世の中が実現できると考えています。

世界の諸問題を解決する世界規模の会社を目指して

決済事業において日本でシェアNo.1になる努力はこれまで通り続けていきますが、今後はグローバルでも事業展開していきたいと考えています。そのため私は現在、まずはアジアでの集中的な展開を目指して、拠点をシンガポールに移して活動しています。最初の戦略の一つとして「スターアライアンス戦略」というものをとっています。これは、簡単にいうと各国の決済No.1企業と提携を目指すというものです。日本は高度経済成長期、自動車などのハードウェアの開発・輸出を得意としてきました。ところが決済サービスのようなソフトウェア開発はどちらかというと苦手で、特に内需型の商品である決済サービス領域においては、その国の決済サービスの方が現地に適合しているケースが多い事もあり、外国に輸出するノウハウがありませんでした。そこで考えたのがこの「スターアライアンス戦略」です。現地で力を持ち、シェアの大きい決済会社を巻き込むことで、自社のサービスをより早く、大きく拡大させていく狙いがあります。それができている背景には大きく2つあります。まず1つ目は、決済代行会社をゼロから創り、今日の時価総額4,000億円に至るまでに培ってきた経験です。これがあるからこそ、事業上の悩みや苦労をパートナー企業と共有でき、協力しながら提携することができます。2つ目は、ベンチャーキャピタルの機能や実績を持っていることです。特に投資家を集める必要があるベンチャー企業にとってはそのノウハウがあることにメリットを感じてもらえます。決済会社としての経験とベンチャーキャピタルとしてのノウハウの2つを併せ持っている会社は世界中見渡しても珍しいです。アライアンス候補の会社一つ一つを複眼で見ているため出資までの判断が早く、他社からよく「我々が検討を始めたらもうGMOペイメントゲートウェイさんは投資していました」といった声も聞きます。

リーディングカンパニーであり続けるために

海外戦略と同時に、基幹事業である国内のBtoC向けの決済サービス導入シェアの拡大も目指しています。現在、オンライン決済サービスを導入している会社は6%ほどしかありません。しかし今後は、導入率は軽く50%を超えると考えています。少子高齢化が進み、店舗に直接買い物に行くことが難しい人も増え、あらゆる買い物がネット上で完結できるだけではなく、ネットとリアル店舗の垣根は消えるでしょう。その予兆は世界中で芽吹いています。オンラインとかネットという言葉自体がなくなるのです。その中でも我々は常に、業界を牽引するリーディングカンパニーとして、イノベーションのパートナーとして、選ばれ続けたいと思っています。そのためには時代の先を読み、新しい提案をどんどん続けていく必要があります。決済はより便利になり、今後はコンビニでも支払い行為をせずに出てくるのが当たり前の時代が来ます。そんな時代の変化に対応し、イノベーションを起こし続けるためにも、毎年新しいサービスの開発への投資を行っており、昨年は10億円規模の投資をしました。最新のテクノロジーを持った会社があればシリコンバレーでもインドでも行き、出資したり提携したり、さらにはこうした提携先と海外レンディングビジネスを開始したりもしています。今後はどんどん駐在員を派遣していきます。新人でも多々チャンスがあります。

ワールドカップで優勝を目指すチームに

私たちの業界は、他にない市場発展の可能性を秘めています。50年、100年先を見据えて日本に留まらず、アジアや世界に活躍のフィールドを広げることができます。そんな中GMOペイメントゲートウェイとしては、サッカーで例えると地方予選優勝で満足するチームを作るのではなく、ワールドカップの優勝を目指して戦略を立て、組織し、チャレンジをしています。ただ、最初からプロ選手として活躍できる能力がある必要はないと思っています。業界について何も知らない状態で入社してきても、本人が求めれば、圧倒的な成長速度を実現できる環境が十分に提供できると思うからです。その根拠として、新しいポジションがどんどん生まれているという現状があります。ある程度成熟した企業では、与えられるポジションは固まり、そこに就ける人数は限られています。もしかしたら10年後も、その椅子の数は増えないかもしれません。しかしGMOペイメントゲートウェイでは、25%以上の営業利益成長の継続を目標とする中、実際に2005年の上場以来、増収増益を実現しており、それに合わせて組織の規模も拡大し、必要なポジションの数も増え続けています。だからこそ、新たな役職や部署を希望し、実力を認められれば年次に関係なくどんどん任せることができます。上の役職につくほど、より高い視点で世界が見えるようになり、成長速度は増すでしょう。その面白さ、醍醐味は、フィールドに立った人にしか味わえません。高い目標に向かって、成長意欲のある学生の皆さんとは、是非一緒にこれから世界との戦いに挑んでいきたいと思います。

村松 竜

取締役副社長
企業価値創造戦略 統括本部 本部長

新卒でジャフコ入社、投資したGMOインターネット上場後、1999年カード決済代行会社創業。2004年株式会社カードコマースサービス(現:GMOペイメントゲートウェイ株式会社)と経営統合後、GMOペイメントゲートウェイとして2005年にマザーズ上場、その後東証一部上場。取締役副社長を現任。2012年よりシンガポール駐在。

日経産業新聞
Smart Times連載新聞

※掲載内容は2018年12月取材時点のものです。

新卒でジャフコ入社、投資したGMOインターネット上場後、1999年カード決済代行会社創業。2004年株式会社カードコマースサービス(現:GMOペイメントゲートウェイ株式会社)と経営統合後、GMOペイメントゲートウェイとして2005年にマザーズ上場、その後東証一部上場。取締役副社長を現任。2012年よりシンガポール駐在。

日経産業新聞
Smart Times連載新聞

※掲載内容は2018年12月取材時点のものです。

CONTENTS 02

新たなインフラを創るための
プロジェクトの実現へ

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